ルールの柔軟性があるのが麻雀の面白いところであり面倒なところ
麻雀のいいところはルールを各自で好きに決めることができるという点にあります。四面子一雀頭で和了りになる基本的な部分や半荘は親が2周すれば終わりというところは共通していても、細かな部分で好きなように設定をすることができます。 言い換えればこれと言った共通したルールがないため、初めて打つ相手とは事前にルールの確認をして置かなければトラブルのもととなるので注意をしなければなりません。 その時の気分に合わせて色々調整をすることができるのはメリットである一方で、全員がしっかり理解をしていないと揉めやすいところが面倒なところでもあります。 何れにせよルールの多様性が麻雀の大きな特徴と言って良いでしょう。
意外なローカルルール
固定面子と打っていると普段自分たちが打っている麻雀こそがスタンダードだと思ってしまいがちですが、実はそれがローカルなものだったということはよくあることです。 今では当たり前となった一発や裏ドラというのは、元々はローカルルールですし、流し満貫も同様です。 これらのものを採用していないグループは現在ではほぼいないと考えられますから、確認をしなくてもトラブルになる可能性は低いと言えますが、元々はローカルなものだったということは知っておきたいところです。 また、地域性の違いというのもあるので食い断のあるなしや先付けや後付け、平和ヅモの有無など当たり前と思っていたものがローカルだったということはあるので注意しておきましょう。
レアケースこそ事前に確認を
出現頻度の高い決まりに関しては事前に確認作業を入念に行うことになりますから、それほど問題になるケースは少ないものの、麻雀を打ち始めてからレアケースに遭遇をすると厄介なことになります。 一巡以内の打牌でロン和了りをする人和は採用しているグループとそうでないグループがまちまちで、採用をしていても点数にばらつきがあります。 国士無双の暗カン当たりのように特殊な和了りケースとなると、和了りになるかチョンボになるかで大違いですから、事前に確認をしないと揉めやすいポイントです。 あまり、一般的ではないまさにローカルルールといった和了役も同様に比較的有名所では大車輪や三連刻に四連刻といったものも事前に確認をしておきたいところです。
麻雀は非常に柔軟なゲームであることから、ルールによって様々な楽しみ方をすることができます。 それ自体は良いことなのですが、普段一緒に打たない相手と麻雀をするときにはローカルルールで揉めることがあるだけに始める前に互いによく確認をするようにしましょう。