わずか40年で数十万倍の地価に高騰した韓国ソウル江南地域。この黄金の地をめぐる争いは、どんな戦争よりも非情で壮絶だった。

1970年、釜山。12歳のガンモは貧しいながら、両親と兄妹と共に幸せに暮らしていた。そんなある日、金塊密輸の情報を知った軍保安部隊長チョ・ピリョンは、金策に奔走する万宝建設社長ファン・テソプを誘い込み金塊奪取計画を実行する。何も知らず計画に巻き込まれてしまったガンモの父デスは、ピリョンに射殺されてしまう。兄ソンモが事件を目撃したことから命を追われる身となり、幸せだった一家は逃亡を余儀なくされる。途中で母は事故で命を落とし、兄妹は生き別れになってしまう。

その後、ソウルで靴磨きをしながら一人で生きていたガンモは、客として出会ったテソプの危機を救ったことから一家に引き取られる。学校にも行くようになるが、同じクラスになったピリョンの息子ミヌはガンモを見下し、二人は対立していく。一方、逃亡中に米軍に助けられたソンモは、そこで皮肉にも再会したピリョンの信頼を得て部下となり、復讐の機会を窺っていた。

成長後、テソプの仕事を手伝いながら、大学生になったテソプの娘ジョンヨンに密かに想いを寄せるガンモだったが、ジョンヨンはミヌと政略結婚をさせられることになる。
その頃、ソンモはピリョンの忠実な部下として仕えるかたわら、行方不明の弟ガンモと妹ミジュの捜索を続けていた。孤児院で育ったミジュは歌手を夢見ながら大陸建設会長の家の家政婦となっていた。やがて、ソウル市地下鉄建設工事入札に絡んで、万宝建設と大陸建設がライバルとなり、ガンモとミジュ、そしてソンモは互いが捜し求める兄妹だと知らぬまま顔を合わせる。